会計には、「財務会計」と「管理会計」がありますが、今回は「財務会計」で利用する財務三表の1つである、貸借対照表(BS)の見方について改めて見ていきます。
※「財務会計」と「管理会計」については以下
貸借対照表(BS)は損益計算書(PL)に比べると、意外と見たことがない人もいるのではないでしょうか?
貸借対照表(BS)で見るべきポイント
貸借対照表(BS)で見るべきポイントとしては、2つです。
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資産:固定と流動の割合
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負債:固定と流動と純資産の割合
企業分析に使われるポイントを理解しておくこと
なぜこのポイントが大切かというと、この数字などを使って、企業の安定性や支払い能力を分析されるからです。
例えば
安定的な経営をしているかどうかの検証で、「自己資本比率」を見る場合があります。自己資本比率は以下の数式で計算されます。
- 自己資本比率(%) = 自己資本(純資産) ÷ 総資産(資産の総合計)✕ 100
ここでは、純資産がどのくらいあるか、というのが使われてます。
また、企業の支払い能力を検証する際に、「流動比率」を見る場合があります。流動比率は以下の数式で計算されます。
- 流動比率(%) = 流動資産 ÷ 流動負債 ✕ 100
ここでは、流動資産と流動負債がどのくらいあるか、というのが使われています。
このように企業分析において、とても重要な数字になるので、貸借対照表(BS)で確認すべきポイントは理解しておきましょう。
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資産:固定と流動の割合
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負債:固定と流動と純資産の割合