社会人のあなたでも会計と言われると、少し近寄りがたいイメージがあるのではないでしょうか?
しかし、社会人であれば、会計について知っておく必要があります。なぜなら、社会人の価値は、常にお金で評価されるものだからです。
そのお金のことを把握するために、会計を知っておかないと話になりません。
そもそも、会計の種類がいくつかあることをご存知でしょうか?
管理会計と財務会計
会計は、
- 「管理会計」
- 「財務会計」
に分類されます。それぞれ異なる目的で利用されるため、2つに分類されています。
では、どのように使われるのでしょうか。
管理会計と財務会計が使われる目的
管理会計が使われる目的
「管理会計」が使われる目的は、
- 会社内部のために経営環境を定量的に見える化し、問題解決や意思決定をしやすくするため
です。
会社の中で様々な意思決定をするときに、人々の個人的な意見だけを聞いて意思決定するのは、怖いですよね?というか、普通にしませんよね。
何かしら意思決定をするときは、事実が現れやすい定量的な数字をしっかり見て判断します。そのような数字を示すのが管理会計です。
財務会計が使われる目的
「財務会計」が使われる目的は、
- 会社外部の株主や投資家のために、会社の状態を説明するため
です。
社外から資金を募る際や、融資を受ける際には、会社の経営状態がどうであるか、説明する必要があります。
その際に、使うのが財務会計です。
株主や投資家は、個々の会社の会計ルールに沿って数字を提示されても困りますから、財務会計には「ルール」がある。というのが管理会計と異なるポイントになります。
どのような場面で使われるか
「管理会計」が使われる場面
例えば、「なぜ営業部が目標を達成できないか、解決しなきゃ」という場面で使われます。
この時、KPIという指標を定めて、定量的に見えるか化し、課題解決/意思決定ができるようにします。
KPIについては、以下の記事で使い方を説明しています。
「財務会計」が使われる場面
財務会計は、「決算」の場面で使われます。
BS(賃借対照表)/PL(損益計算書)を用いて、会社の経営状態がどうであるかを社外に示します。
まとめ
会計の種類は以下の2種類に分類されることをしっかり理解しておいてください。
- 管理会計:
- 会社内部のために経営環境を定量的に見える化し、問題解決や意思決定をしやすくするもの
- 財務会計:
- 会社外部の株主や投資家のために、会社の状態を説明するもの