仮説思考やロジックツリーを用いて、主張を展開する時に、なぜか賛同が得られなかったり、納得してもらえないことがありませんか?
その時は因果関係を見直すべきです。
因果関係の3つの見直しポイント
仮説思考やロジックツリーの利用手順を紹介してきました。
これを利用しながらも、自分の主張が理解されない場合は、以下の3つでおかしな点がないか確認してください。
- 時間的が順序が明確か
- 相関関係が明確か
- 考慮漏れの因子がないか
よくある勘違い
因果関係を誤るときによくあるのが、以下のような場合です。
- 直感による判断をしてしまう
直感で因果関係を判断してしまって、実は因果関係が成立していないという場合がよくあります。
例えば、「留学したほうがよい企業に就職できる」という話を真に受ける人がいますが、これはなんの根拠もありません。「留学した」という原因によって、「よい企業に就職できる」という結果を証明できませんよね。よく考えると、原因を見誤っています。
また、
- 最後の藁で判断してしまう
というのもあります。これは、最後のちょっとした事象を原因だと勘違いしていまい、本当の原因を理解しないことです。
例えば、彼女にくだらないLINEを送ったら、別れを告げられた場合、くだらないLINEを送ったことが原因だと思うかもしれませんが、本当の原因はそれでなく、いろいろと積み上がったものかもしれません。
因果関係を間違えないために
因果関係を見誤らないために、
- 考えられる要因を具体的に、網羅的に洗い出す
- 原因を常に問い続ける
ということを忘れずに、更に前述の3つの確認ポイントを覚えておいてください。
- 時間的が順序が明確か
- 相関関係が明確か
- 考慮漏れの因子がないか
是非、日々の仕事やプライベートで実践してみてください。