分析フレームワークを学ぶ必要性については、以下の記事でお話しましたが、
実際に分析フレームワークの使い方についてお話します。
今回は、第2回として「ディシジョンツリー」です。
ディシジョンツリーを利用する目的
ディシジョンツリーは、不確実な要素を含んだ状態でも、選択をしなければならない状況において、最もよい選択肢を分析するために利用するフレームワークです。
このフレームワークを用いる目的は1つです。
- 不確実な状況でも、選択肢を選んだロジックを可視化し共通理解を得る
この1つです。
不確実な要素がある場合は、自分の感情や各々の感情が選択に反映しやすく、なかなか選択肢を選んだ理由をロジックに説明しにくいですし、納得が得にくいです。
ディシジョンツリーを利用すると、可視化出来るため、各々の頭を整理しつつ共通理解を得ることが出来ます。
ディシジョンツリーの利用手順
ディシジョンツリーの利用手順は以下になります。
- 選択肢を書き出す
- 発生する可能性のある出来事を選択肢ごとに打ち出す
- 出来事の発生確率と結果(リターン)を予測する
- 選択肢ごとの期待値を算出する
実用例
では例として、「システムエンジニアが完工高を稼ぎたいが、要員リソースが限られており、どの案件を選択すべきか」という場合で考えてみましょう。
以下のようになります。
是非、日々の業務の中で利用してみてください。